※2020/5/22 追記更新しました。
ティッカー 【CRM】
決算 1月
セクター ソフトウェア
企業概要
セールスフォース・ドットコムはソーシャルテクノロジーを企業で活用するためのクラウドアプリケーション ・ プラットフォームを提供する会社。
サービスは、販売、顧客サービス、マーケティング、クラウドプラットフォームに別れる。クラウド型企業内コラボレーション支援ツールのほか、オンデマンド・アプリケーション共有サービスなどを提供。
企業業績
資産の部
負債 純資産の部
総発行株式数
キャッシュフロー
FCFPS
ROE ROIC
ROA 財務レバレッジ
目標株価
まとめ
セールスフォースは、ソフトウエアをクラウド上で利用する「SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)」で急速に広がってきた。
労務管理や営業支援といった幅広い分野のソフトを開発し、顧客を増やしている。継続課金による収入の安定性を評価した投資家の資金を集めた。
SaaS(サース)とは、クラウドサービスの一種でインターネットを介してソフトウエアの機能を提供する。
情報システムのユーザーはこれまで業務用のソフトウエアを買い取って使うのが一般的でした。
「所有」ではなく「利用状況」に応じて料金を支払うことで、初期投資を抑えられる。
SaaSを使う企業はソフトの更新などの作業が省けます。
提供する企業側も料金をサブスクリプション(継続従量課金)で得るため、安定収入が見込める利点がある。
投資家などのリスクマネーもSaaSを手掛けるスタートアップの成長を支えます。
SaaSは一度使い始めると継続利用される例が多い。
解約率を抑えられれば将来の時価総額が想定でき、投資家も資金を出しやすい。
米国ではVCの投資額の約4割をSaaS向けが占めるとのデータがあります。
セールスフォースドットコムの主な顧客は、アマゾン、JAL,三菱UFJ銀行など大企業が多い。最近では、中小企業向けにカスタマイズしてサービスを提供している。
大手企業を先に顧客として取り込めたことは、優位なポジションだ。
重要なデータを預ける、顧客管理するという点においては、何度も提供する会社を変えるわけにはいかない。
データは重要な資産となり、安全かつ利便性を追求される傾向がある。
株価においても、堅調に推移している。
利益も徐々に上昇しており期待できる環境が整ってきた。
SaaSにおいて、特徴的な点はキャッシュフローが安定していることだ。
営業CFも契約者が増えるにつれて上昇しており、設備投資もしているがキャッシュが流入しておりフリーCFが大きく伸びている。
世界での顧客管理シェアでは、セールスフォースドットコムが市場シェアを握っており、維持できている。
顧客管理システムはセールスフォースドットコムを利用するという一強時代に突入している。
投資家においても、それは将来性が分かりやすく、事業期待もできるため投資資金を安心して投資できる環境がある。
サブスクリプションというビジネスモデルは、今後のトレンドになると言えるだろう。
しかし、投資する企業を判断するときはその企業が持つシェアを確認することが大事だ。
保有しているシェアが低いと、お客様が離れやすい環境に繋がってしまうため事業の先行きが不安定になってしまい株価が低迷してしまう可能性がある。
業界トップのサブスクリプション企業が期待大です。
セールスフォースの強み
・営業CF、フリーCF,FCFPSの順調な伸び
・積極的なM&A
・財務健全性の高さ
ぜひ、参考にしてみてください!